WakayamaDetectiveAgencyの日記

和歌山探偵事務所が復活

赤子の手をひねるように・・・・

お早う御座います。(。・_・。)ノ

日曜の朝からだらだらと過ごす不健康な所長で御座います。

 

だらだらとネットのニュース記事など飛ばし読みしていて目に留まった記事がありました。CNET Japanとかいうニュースサイトの記事なんですが。

<以下記事より引用>

学生は、例えばニュース記事とネイティブ広告(スポンサードコンテンツ)を区別することや、まず情報がどこから発信されたかを特定することが難しいという。スタンフォード大学の調査で明らかになった。中学生の80%以上が、「スポンサードコンテンツ」と記された広告をニュース記事だと思ったという。

 「全般的に、インターネットの情報について判断する若者の能力は、一言でまとめると『暗い』と言える」と、スタンフォード大学教育学大学院(Stanford Graduate School of Education)の研究者らは記している。

 

 

 この調査では、学生らがインターネットの情報をどのようにして評価するかを調べるために「市民オンライン推論能力」を試験した。信頼できる情報源と信頼すべきでない情報源の見分け方を学生に教える方法について明らかにすることも、研究者らの狙いだった。米国の12の州の中学生、高校生、大学生を対象に調査を実施し、2015年1月~2016年6月までに7804件の回答が得られた。

 「若者はソーシャルメディアに精通しているので、そこから得る情報についても同様によく分かっていると多くの人々が考えている」と報告書の筆頭著者であるSam Wineburg教授は述べた。「われわれの調査では、その逆が正しいことが示されている」(Wineburg氏)。Wineburg氏はスタンフォード歴史教育グループ(Stanford History Education Group)の創設者で、同グループは学生らが一次資料を評価する方法を学ぶための社会科クラスのカリキュラムを編成している。

 この調査では、ニュースに関するリテラシーを取り上げ、FacebookTwitterのフィード、写真、ニュースサイトの読者コメント、ブログの投稿などを評価する学生らの能力を調べた。

 ニュースの偽情報に関する問題がここ数週間話題となっている。Barack Obama米大統領もベルリンで開かれた記者会見で、「非常に多くの人々がスマートフォンから放送用に抜粋された情報や断片的な情報を入手するソーシャルメディアの時代においては特に、真摯に事実と向き合って何が真実で何が真実でないかを見極めなければ、そして真剣な議論と宣伝活動の区別ができなければ、われわれは問題を抱える」と述べていた。

<引用ここまで>

 

そう、このような情弱現象は別にアメリカの学生に限った事じゃない。

 

日本のメディアでも、報道とバラエテイとの境界線が怪しい番組がテレビショッピング紛いの「特定のものに偏った宣伝」「世論誘導」を平気で行っている。

ある地方議員の友人が「最近の日本の(に限らず)メディアは報道しない自由(隠蔽)なんてものを覚え始めた。非常に危険でおぞましい悪意の情報コントロール時代が来た」と危惧・嘆いていた。

バラエテイ番組なんかで人気女優やミュージシャンとかが「手土産」として提げて来て披露する番組とかも150%商品コマーシャルの構図が見え見えである。でも、それを見たファンは目的の店に殺到する。ほんの一瞬だけど。

健康番組のように振舞っていた某番組では「○○が効く!」なんてやる度にスーパーの棚からその商品が姿を消した。豆腐に納豆に数えてたらキリがない。

いくら特定の食品に健康維持効果があるからって、バカ食いして急に痩せる訳でもないし、血圧が下がったり、肌に艶が出る訳でもない。ましてやガンが一晩で消えるなんてオカルト話。

以前、「にがり」が体にいいとかでバカみたいに流行した事があった。

「にがり」とは、豆腐を作る時に固めるのを助ける添加物である塩化マグネシウム(合成物と天然物があるがどちらも成分は同じ)が主成分。道路の凍結防止剤なんかも同じもの。

そんな単体の物質をバカみたいにガブ飲みする奴があちこちで体壊して一時期問題にもなった。

既にこの頃から日本の情弱は目いっぱい踊らされていた訳で。

 

情報インフラが発達するに比例してますます情報は複雑怪奇に交錯して庶民を惑わすこの時代。

日本の情弱レベルは恐らく世界でもトップクラスだろう。